めいすいひゃくせん 昭和60年に環境庁によって全国から100ヶ所が選定された。それが「名水百選」である。選定にあたっては地球科学、民俗・地理学、自然保護、水質科学、河川学、水生生物学などの学識経験者が加わっている。
選定の目的は、全国にある清澄な水の再発見にあり、ひいては水質保全や水質資源・水環境保護などについて、多くの国民に関心抱いてもらうことにある。
選定の基準は水質、水量、周辺の環境、親水性の観点からみて状態が良好なところ、地域住民などによる保全活動があるところなどを必須条件とし、ほかに規模や故事来歴、特異性、知名度などが検討の対象になった。また選定に先立って、全国の都道府県が環境庁に推薦した名水はなんと784ヶ所にも上ったという。
百選は、47都道府県のすべてから選ばれているが、もっとも多い県が富山県と熊本県で4ヶ所ずつ。最北にある名水は北海道の利尻島の甘露泉水で、利尻富士の登山者ののどをうるおし、もっとも南は沖縄本島の垣花樋川で、男女別々の水汲み場があり、水浴にも使われてきた。標高では2,400mを超える立山玉殿の湧水(富山県)がもっとも高く、清冽な水が湧く。
百選を水の種類別に分けてみると、湧水74、地下水5、河川18、用水2、自噴井1になる。湧水が圧倒的に多い。地下水は5つのうち4つが近畿地方である。唯一の自噴井はうちぬき(愛媛県)で、西条市の2万世帯の、なんと8割がその恩恵を受けている。また日本最大の湧出量を誇るのが柿田川湧水群(静岡県)だ。湧水の東の横綱が柿田川とすれば、西の横綱はうちぬきといえるだろう。
河川では、広瀬川や太田川のように大都市を流れる河川や、木曽川、長谷川、四万十川といった大河川も選ばれている。(昭文社 名水めぐり より)
選定の目的は、全国にある清澄な水の再発見にあり、ひいては水質保全や水質資源・水環境保護などについて、多くの国民に関心抱いてもらうことにある。
選定の基準は水質、水量、周辺の環境、親水性の観点からみて状態が良好なところ、地域住民などによる保全活動があるところなどを必須条件とし、ほかに規模や故事来歴、特異性、知名度などが検討の対象になった。また選定に先立って、全国の都道府県が環境庁に推薦した名水はなんと784ヶ所にも上ったという。
百選は、47都道府県のすべてから選ばれているが、もっとも多い県が富山県と熊本県で4ヶ所ずつ。最北にある名水は北海道の利尻島の甘露泉水で、利尻富士の登山者ののどをうるおし、もっとも南は沖縄本島の垣花樋川で、男女別々の水汲み場があり、水浴にも使われてきた。標高では2,400mを超える立山玉殿の湧水(富山県)がもっとも高く、清冽な水が湧く。
百選を水の種類別に分けてみると、湧水74、地下水5、河川18、用水2、自噴井1になる。湧水が圧倒的に多い。地下水は5つのうち4つが近畿地方である。唯一の自噴井はうちぬき(愛媛県)で、西条市の2万世帯の、なんと8割がその恩恵を受けている。また日本最大の湧出量を誇るのが柿田川湧水群(静岡県)だ。湧水の東の横綱が柿田川とすれば、西の横綱はうちぬきといえるだろう。
河川では、広瀬川や太田川のように大都市を流れる河川や、木曽川、長谷川、四万十川といった大河川も選ばれている。(昭文社 名水めぐり より)
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