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神戸・三宮の整体サロン Soleil 近藤 光の健康講座

民間療法の限界にチャレンジする整体サロンの院長が紹介する健康法

最近、靴・・・というか履物全般について、非常に興味があります。健康(肩こり・腰痛・冷え性など)と履物と靴は非常に関係があると考えています。それは、履物によって、足本来の機能が低下していたり、重心がくるったりするからです。

昨日は神戸ウォークというシューズショップのスタッフさんとお話をさせていただきました。

スタッフさんが、帰られた後、いろいろ考えたのですが、本当に足にあっている靴とは、どのような靴なのか、今まで教えられた経験がないことに気がつきました。

専門店にいくと、なんとなく表面から見たり、触ったり、「どんな感じですか?」と聞かれたりはします。でも、そこからは、あくまでも個人の感性によります。

草履や下駄なら、鼻緒の部分しか足を覆う部分がありませんので、見た目である程度わかります。でも、靴は足の表面が覆われてしまっていますから、足の指まで伸びきっているのか、拇指球があっているのか、また土踏まずのアーチがサポートされているのかなどの情報がスタッフの指の触覚や、購入者の感性による比重が大きくなります。

最近流行の、先の尖ったシューズを購入する場合は、足の幅にあわせてシューズを購入することになります。この場合、特に欧米人の骨格を想定して設計した靴の場合は、アジア人の私たちがその靴を購入すると骨格が違うわけですから、設計者の意図とは別の状況が発生します。具体的には、土踏まずやヒールカップの大きさなどが、少しずれる可能性があります。

多くの場合、ある程度足に合えば、デザインでシューズを選んで購入しますので、設計者の意図とずれていることはお構い無しに購入されることが多いと予想されます。

最初は、お気に入りの靴なんだけど、なんとなく愛称が合わずいつの間にか履かなくなった靴というのは、誰しも経験があるものです。

来院されるお客様のトラブルから見ていると、足からお尻にかけての無駄な緊張によるコリが多いことに気がつきます。足のコリを緩めるだけで、肩こりがスッキリされるケースもあります。

それらのトラブルを解消するには、自分にあった靴を見つけること、またさらに進めるならば、シューズを自分の体に合うようにカスタマイズすることも方法ではないかと思います。

ただ、カスタマイズはかなり難しい技術で、よかれと思って追加したインソールによって、余計に症状が悪くなることもありますので、慎重に行わなければなりません。

また、病院のリハビリのように急に変化はつけず、何段階かステップを設け、徐々にベストな状態にもっていくという忍耐と費用の面も覚悟しなければなりません。

標準的な土踏まずのアーチでなくとも、その人にとってはベストな土踏まずのアーチという場合もあります。それは、上半身のアンバランスを下半身で補おうとした結果だということもあります。

そこまで見極めたうえで、インソールのカスタマイズを行うならベストなシューズを見るけることができるのではないかと思いました。

また、どんな用途のシーズにインソールを入れるかにもよると思います。スキーのブーツなど、そこの面がまったく変形しないものなら、インソールを自分の足型に合わせて整形することで、ベストなものを作ることができるかもしれません。

しかし、ランニングシューズやビジネスシューズなど、底が変形するものについては、自分の足型に合ったインソールを作るメリットは、それほどないのではないかと思います。

というのも、インソールを作るのは立位(立った状態)で測定し、その状態にあったインソールを作ります。しかし、歩いたり走ったりするときは、どうでしょうか?
シューズは、地面や足の曲がりに沿って曲がっていませんか?
その時の足の骨や筋肉の動きはどうでしょうか?
インソールは、路面状況に応じて適正なサポートをしているのでしょうか?

そのようなことを考えると、ビジネスシューズやランニングシューズなど柔らかい底のシューズには、細かく足型にあったインソールは必要なさそうです。

結構奥深い世界です。
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