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神戸・三宮の整体サロン Soleil 近藤 光の健康講座

民間療法の限界にチャレンジする整体サロンの院長が紹介する健康法

 先日、「生物と無生物のあいだ」福岡伸一 著を電車の中で読んでいて、ふとマスクは本当に役に立つのか?という疑問を持ったのです。電車って、いろいろな人が乗り降りするわけです。当然、インフルエンザのウイルスを持った人もいるわけで・・・。

 ゴホン!って1発セキをするだけで、ウイルスは秒速10mで50m先まで到達します。それでは申し訳ないと思って、マスクをしいる方は、マスクをして下さっているのだと思います。ようするに“うつさない”ためにマスクをしているのです。

 でも、細菌ですら1マイクロメートルです。マイクロメートルとは1mmの1000分の1なんです。ウイルスは細菌のさらに100分の1とか10分の1という超微細な大きさなんです。

 例えば、インフルエンザウイルスをサッカーボール1個の大きさだとすると、ガーゼマスクの織目1つはサッカーコートの大きさぐらいになります。だから、ウイルスにとっては、マスクは素通りできるザル状態なんです。

 それに比べれば、紙製の不織布など密度の高い素材でできたものはよさそうに見えますが、完全に口や鼻などと外気を密閉することは不可能なので、完全とはいえないですね。

 だから、インフルエンザにかかった人が“うつさないために”マスクをしても効果はないのです。

 でも、“うつらない”ためにマスクをすることは効果があります。ウイルスは湿気が苦手なんです。マスクをすると、呼吸によって湿気がマスクにつきます。これがウイルスからのガード帯になるのです。

 日本では、最も乾燥した季節の冬にインフルエンザが流行するのは、乾燥が好きなウイルスの性質によるものなんですね。
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