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神戸・三宮の整体サロン Soleil 近藤 光の健康講座

民間療法の限界にチャレンジする整体サロンの院長が紹介する健康法

私は趣味で、ロードレーサー(競技用の自転車)に乗ります。以前、わらじや下駄が日本人にはよいということを書きましたが、日本人には日本人の骨格や筋力にあった姿勢があるのではないかと考えていました。ロードレーサーは、元々ヨーロッパのものですから、ヨーロッパ人に合うように設計されています。だから、そのままの公式を日本人に当てはめようとすると無理が出るのです。

日常生活で姿勢が悪い人が増えています。昔、畳の上に正座していたころは、多くの人が姿勢が良かったはずです。現代人との違いは何かと考えてみました。それは椅子文化にあるのではないでしょうか。

椅子は西洋の生活から生まれ、欧米人の体型・生活習慣など特性にあわせて創られた道具です。欧米人とは骨格も体型も違う私たち日本人は、正しい姿勢で座ることができません。

正しく座るとは、骨盤が斜めにならないよう、垂直に立てて座れることです。骨盤を垂直にして座るとは骨盤の下の方に位置する坐骨できちんと座るようなイメージです。

そこで、日本人が正しく座れる椅子を探してみました。アーユルチェアーという椅子が見つかりました。世界で初めて日本人の身体の特性にあわせて創られた椅子です。
『座面が2つに割れている』『座面の角度が変化する』など、今までの椅子にはなかった大きな特徴を持っています。

昔の人の姿勢が良いと言われるのは、畳の上での正座やあぐらが坐骨座りだったためです。しかし、西洋からイスが入ってきた時、背もたれに頼るようになり、坐骨で座ることを忘れてしまったのです。

つまり、「アーユル チェアー」は2つの特徴によって、“坐骨”で座ることができます。正しい姿勢をつくる最も重要なポイントは、“坐骨”で座るということだったのです。

そういえば、私はお寺で坐禅をさせていただきましたが、雲水さんたちは、座禅中は、ももの上に両足をのせる結跏趺坐(けっかふざ)で坐っておられます。これも坐骨で坐る姿勢で、背筋が伸びて姿勢がものすごくいいです。

坐禅の「坐」は坐骨の「坐」ですしね。まさに坐骨で座ることが坐禅なのかもしれませんね。

実際に使用してみると、胸が自然に開く感じで、背筋がしゃんとしますね。ただ、良い姿勢を矯正されるので、最初はちょっと長時間は座りずらい感じがしますが、数日すると慣れてきました。慣れるといい感じです。
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