2000年10月9日 天候:晴れ 走行距離:120km
昨日の熱は何とか下がった。今日は天気が良かったので予定を変更して、遠廻りだが堀切峠に行ってから、小林市の名水に行くことにした。
晴れるとぽかぽかして気持ちがいいが、やはり秋だった。道路には南国の演出がされ中央分離帯にはヤシが植えられていた。日本語の表示がなければ外国の絵葉書のようである。
ちょうど巨人軍が宮崎キャンプをしているところで、宮崎球場の側を通るとジャビットのオレンジの歓迎読売巨人軍の旗がゆれていた。宮崎球場の手前には橋があるのだが、まともに海風を受けるのでハンドルを取られそうになるほどの強い風が吹いていた。気持ち斜めに走らないと真っ直ぐに走れないほどだったので、びっくりした。
しばらく道なりに走り、千葉の勝浦のようなところを通過して、少し登ったところが堀切峠だった。
さすがに晴れるとこの季節でも日差しがきつく感じた。さすが南国宮崎である。
このところ山の中にいたこともあるが、やっぱり海をみると心が晴れ晴れとするのは不思議な感覚だ。
来た道をひき返して宮崎市に戻り小林市に向かう事にした。昨日熱が出たせいもあるが、体調がいまいち良くなく、朝から下痢で腹の調子が良くないので、気分がのってこない。今日は用心して、昼食をきちんとファミリーレストランで取ることにした。店内は、冷房が効きすぎているほどだったので、パーカーを着た。このレストランは、来るときに見つけておいたファミリーレストランで、有田にもあり価格が安いというのが決定要因だった。禁煙席区間が狭く、オヤジのタバコの煙が気になった。昼食時間は全席禁煙にすべきである。特に土日祝日など子どもがいる時間は絶対に全席禁煙にすべきだ。タバコを吸うと舌の感覚が鈍る。吸っている本人は食後のリラックスかもしれないが、他の席まで煙が流れてくるのは問題だと思う。例えば、1ヶ月ぐらいお風呂に入っていない人ものすごい悪臭を放つ人がいて、その人が入店しようとすると、店側は他のお客様の迷惑になりますのでと入店拒否するだろう。それと同じだと思うのだが・・・。
ゆっくり昼食を採った後は、余計に走りにくくなった。宮崎市にもどり、小林市に行くために国道265号を探したがなかなか見つからず、市街地を出てしまった。少しひき返して立っていた人に、道を尋ねると、宮崎市を抜けてから国道265号になるとこのとだった。市街地までひき返して小林市を目指した。
最近、日が暮れるのが早く感じられ、15時になると光線が黄色くなるので、少し寂しい。小林までは一本道でバイパスを走ることになった。日曜日という事もあるが、太陽がぽかぽかと暖かいゆったりとした秋の午後であった。
山の中の軽いアップダウンを抜けていくと、小林市には意外と早く入った。しかし、市街地までは少し距離があった。市街地に入ったときは完全に日が傾いていた。観光案内所に電話をし、出の山湧水についてたずねると、すぐのような事を言われた。暗くて写真は撮れなくとも、場所だけ確認と思い、指示の通り走ったが、目標の「出の山公園」標識がなかなか見つからなかった。霧島山が左手に見え、夕日が傾いてきていた事が、いいようのない寂しさと焦りを感じさせた。
水筒の水がなくなったので、コンビニで止まって道を確認すると、5km以上来過ぎているとのことだった。
コンビニの店員さんの話では、小林インターの方に向けて走れば良いとの事だった。仕方なくひき返した。体が疲れているせいもあるが、非常に寂しさが湧いてきた。ひき返してみると、とんでもなく別の方向に延々と走っていることがわかった。まったく別の道で、山のほうに向かって走る道だった。
完全に日が落ちてしまったころ、やっと目的地の出の山湧水に到着した。周りにはます料理店らしき建物はあったが、宿泊が出来そうなところはなかった。小林市街地に戻るには真っ暗でどうしようもなく、観光案内所の話では、この近くには特に宿泊施設もなく、唯一あるのがラブホテルだった。仕方がなくラブホテルに泊まることにした。まぁ、5500円と安く、カラオケも歌い放題だったので、良いとしよう。ただ、タバコの臭いが部屋に残っていたのは頂けなかった。空気もクリーンに願いたいものである。